元夫の暴力を止めさせる方法は?

 

 

DV防止法とは?

 

 

現在では、配偶者が、相手方から繰り返し暴力を受けるということが珍しいことではなくなりました。これについて、かつては、被害者の救済が不十分でした。世間一般には、「痴話げんか」とみがちであり、また、警察も家庭内の問題であるとして、積極的にかかわろうとしなかったからです。

 

 

DV防止法の保護の内容は?

 

しかしながら、多くの被害者は女性であり、また、このような事態を放置することは男女平等の理念にも反します。そこで、配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護を図るためにDV(ドメスティック・バイオレンス)防止法が制定されたのです。

 

DV防止法では、配偶者からの暴力防止と被害者の保護のために、国、地方公共団体、警察の義務を規定しています。また、裁判所による保護命令によって被害者の保護を図っています。

 

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どのような場合がDV防止法の

保護の対象になるのですか?

 

かつて、DV防止法の保護の対象というのは、配偶者からの身体的暴力に限定されていました。

 

しかしながら、離婚後も引き続き暴力を受けることがあり、「配偶者からの暴力」に限定してしまっては、被害者の保護としては不十分といわざるを得ませんでした。そこで、法改正がなされ、離婚・内縁解消後に引き続き暴力を受ける場合も、DV防止法の保護の対象になりました。

 

さらに、身体的暴力のみでなく、これに準ずる心身に有害な影響を及ぼす言動も、保護の対象に含まれることとなりました。ただし、保護命令を出すのは、身体的暴力を受けた場合に限定しています。

 

 

DV防止法で保護されるのは女性だけですか?

 

ちなみに、保護の対象は「配偶者」ですので、女性だけでなく、男性も含まれます。

 

 

DV(ドメスティック・バイオレンス)防止法の

正式名称は?

 

正式には、「配偶者からの暴力防止及び被害者の保護に関する法律」といいます。

 

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